【高橋邦生さん】建築デザイン会社なのに住宅は売っていない？！その意味とは？｜とこっとインタビュー

弊社の代表は同じことを繰り返すことが嫌いで常に変化・挑戦することを大切にしています。「楽しくかっこよく仕事をする」これは代表がよく口にしていた言葉です。

新しいことができないか、これまで色々試してきました。過去には軽飲食や便利屋さんに挑戦したこともあります。まずは試してみることを大切にしています。もともとはOAフロア事業※を展開していて、デザイン住宅の事業は3年半前に始まった事業なんです。これからも成長を意識し、プラスできるものを見つけながら走り続けたいですね。

私たちは住宅を売っていません！

C4は住宅を単に売るのではなく、「C4を通じて家に住む人たちが50年は快適に豊かに、喜びを感じ続けて過ごすことができるライフスタイル」を提供することを使命に思っています。

人によってあう、あわないはありますからね。以前、C4に相談にきたお客様で、後日別会社さんの相談を受けたことがありまして。

実際に住宅図面や仕様書、予算書なども見させて頂き、良いと思ったので、そのことを正直にお伝えしました。その後、そのお客様はその会社で安心して家を建てられたそうで…そんなこともありましたね。

私たちはヒアリングが得意です。お客様の今までの生き方、今の状況、これからの生き方。これらのお話からお客様が気付かないポイントを引き出し、共有し、住宅に反映していきます。話だけでなく、動作もポイントで、打ち合わせ中に奥様が左利きであることがわかれば、左利きでも使いやすいキッチンの配置にします。

今は情報に溢れています。お客様が取り入れたいと思ったプランでもこれからのライフスタイルからズレていることもあります。お客様の要望を私たちが整理をしてあげて、長く暮らせる家を一緒につくっていきます。

私たちは形のない商売をしています。土地の形、法律、お客様のライフスタイルなどによって、その人に合う家は異なります。特定のこの商品をすすめたいというものはないですね。

お客様がこれから作る家をお見せすることはできませんが、別のお客様が建てた家は「完成披露会」で見ることができます。私たちが作った家をみて、考え方や取り組み方を知って頂きたいですね。施主様が披露会にくることもあるので、どういう経緯でC4に頼んだのか、建てるまでに大変だったことなど聞いてみてほしいです。

大変だったことは色々あるのですが、この仕事は言語化することが大変です。お客様の要望がこれからのライフスタイルに合わないこともあります。ただ否定するのではなく、本質的な部分を理解してもらえるよう伝えることが難しいですね。

うまく伝えないとお客様の選択肢に入れてもらえなくなることもあるので…想いが伝わるように言語化することは今後も大切にしていきたいです。

…仕事と子育てですね！

子供の話をよく聞いて、なるべく否定しないようにしています。仕事でもアイディアはとりあえず試してみることを大切にしているので似ているところがありますね。

子どもたちときちんと顔合わせできるのは週1くらいですね。なかなか家では時間が作れないことも多いので、タイミングが合った土日は会社に連れてくることもあります。

家では見せることができない、一生懸命な姿を見せられますからね！これからは会社をもっと子供を連れて行きやすい環境にしたいですね。これは将来大切なことだと思うので。

そうですね、家庭で「将来どうなっていたいか」話し合ってみてほしいですね。例えば、将来沖縄に移住する夢がある人が家を建てても、もったいないですよね。立地優先なのか、建物優先なのか。優先するものによっては戸建てよりもマンションの方が良い場合もあります。家を探しをする前に将来のライフスタイルを考えてみると良いと思います。

もし考えた上で注文住宅で建てたいと思った人は土地探しも一緒にしてくれる工務店・設計会社に行くと良いです。家を建てる会社を決めてから土地を決めることで予算のズレも少なくなります。

1つの会社で決めずに色々な工務店にお話を聞きにいくといいですよ。

個人的な野望としては妻の村に仕事を作りたいですね。奥さんの村はタイでも経済力がワースト2で、村の男性もだらしないんです。。私が村に仕事を作ってあげて、彼らに「仕事ってたのしい！」と言わせたいですね…！

仕事面では引き渡し棟数を増やしていきたいですね。また、住宅事業はふくらんでいく市場ではないので新しいことも始めたいです。C4でしかつくれないような製品を作るのもいいし、タイにあった住宅なんかも考えたいですね。